制作

新着記事

  • 2016.11.18 CVR改善

    【秘蔵のユーザビリティセオリー公開 #2】初めての方へ導線を確保せよ!
    こんにちは、Webly編集部の浅見です。秘蔵のユーザビリティセオリー公開 第2回は「初めての方へ導線を確保せよ!」です。 多くのマーケティング/ECサイトが抱えている命題の一つに『新規ユーザー獲得』があると思います。 この新規ユーザーを獲得することが、一度のコンバージョンのみならず、継続的に売り上げてくれることも確かであります。そのために、新規ユーザーを獲得する、という大命題を達成するためのセオリーの一つをご紹介いたします。  新規ユーザーはまず、どこから見始めるかを考える 弊社でもユーザーテストを日々行ってまいりましたが、初回訪問のユーザーの多くが「初めての方へ」バナーをクリックすケースが非常に多いです。 やはり、初めて訪れたサイトではどのような体験ができるの、といった視点」は多くのユーザーが持っているのだと思います。そうした背景の中、多くのサイトで「初回訪問者がどこから見ればよいのか」が設計されていないケースが非常に多いです。新規ユーザーは最初に「このサイト、使いずらい、情報が探しにくい」と思ってしまったら最後、 離脱をし、そのまサイトに戻ってくることはありません。そのため、最初に見たいと思う導線の『初めての方へ』は明確にわかるようになっていなければなりません。  各サイトの『初めての方へ』を比較  まずは百貨店の中でもECサイトのUIが非常に優れている「高島屋オンラインストア」 グローバルナビ下に、コンシェルジュとともに「初めての方へ」が設置されています。 次に、BtoB通販の大手「アスクル」。 ヘッダーに初心者マークととともに『ご利用ガイド』への導線を設けています。※「初めての方へ」という言葉が無くても、初心者マークがあることでユーザーが迷わず買い物ができる導線を提供できる。 化粧品通販の「米肌」。 初回購入から定期購入への引き上げが重要な商材ですから、「まずはここから始める」といった点をしっかりと訴求することが重要です。  いかがでしたか? サイトを運営していると、自分自身は見慣れているため、どこに行けば何があるかなんてすぐにわかりますが、ユーザーにとっては全く関係ありません。 パッと見の探しやすさが重要です。その上で、初回訪問時の導線を的確に設置することで、最初の買い物をしやすくしてあげるのも運営者の使命です。 
  • 2016.11.15 WEB制作

    絶対に知っておきたい!Webサイトリニューアル失敗の原因3選
    こんにちは、Webly編集部の浅見です。 最近、お客様から「Webサイトをリニューアルして、売り上げを上げたい、効果を上げたい」とご要望をいただくことが増えてまいりました。それぞれのお客様からリニューアルの背景を伺うと「前回のリニューアルが失敗した」「うまくいかなかった」というお声を聞きます。せっかく苦労してプロジェクトを進めるのですから、できれば失敗はしたくないですよね? では、なぜ多くのサイトでリニューアルを失敗してしまうのか。 今日は、サイトリニューアルを進める上で知っておきたい「サイトリニューアルのよくある失敗原因3選」をご紹介します。  失敗の原因① 目的の不明確性多くの企業様のリニューアルを手掛けてまいりましたが、大手のクライアント様でも「何のためにリニューアルをするのか」が明確になっていないプロジェクトが、驚くほど多いです。・前回のリニューアルから、時間が経ったのでなんとなく… ・上司に言われたから仕方なく…このような声が実際に現場で聞かれます。 ですが、目的が明確でないプロジェクトが成功するはずありません。 目的地を決めず、とりあえず新幹線に乗りたい、と言っているのと同じです。リニューアルによって売り上げを上げたいのか、斬新なデザインで話題を作ってブランディングをしたいのか。 それらの目的によってターゲットの設定も、サイトの構成も、デザインのテイストもガラッと変わってきます。 まず、リニューアルプロジェクトを進める前に、メンバー全員で目的を明確化し、共通認識を持つことが大切です。  失敗の原因② リニューアル後のPDCA未実施プロジェクトが始まると、現場担当者は「何とかリニューアルを無事に終わらせたい!」と、リニューアル完了をゴールにしてしまうことが頻発しています。 もちろんリニューアル自体、完成しなければ全く意味をなさないのですが、サイトオープンが本当のスタートであることを忘れてしまうんですよね。 本当にリニューアルで効果を出すためには、リリース後のPDCAにコツがあります。「ある仮説」にもとづき、サイトを構築。 そして、リリース後に、その仮説が正しかったのかどうか、しっかり検証することが重要です。仮に「ある仮説」が外れていたとしても、"外れていた"ことが認識できるだけで大きな進歩です。その"外れていた"事実を冷静に分析し、次の一手をしっかりと打ち出す。 そうやって、仮説→検証→軌道修正を繰り返し続けることで、真の効果のあるWebサイトを目指すことができます。  失敗の原因③ ロジックにもとづかず、主観でデザインを決めてしまうせっかく、現場担当者が制作会社とリニューアルを進めていても、上層部のお偉いさんが突然登場し、今までの経緯も理解せず「わしは、こんなデザイン嫌じゃ!」とちゃぶ台を返す、なんてことはよくありますよね。 私の携わってきた案件でも、少なからずこういった「天の声」で現場が一気に変わってしまうことを経験してきました。 このちゃぶ台返し、なぜ起こるのかというと、サイト制作を進めていくうえで「なぜこのサイト構造なのか」「なぜこのデザインなのか」をしっかり定義せず、「なんとなく」で重要な要素を決めてしまっているからなんです。リニューアルの要件やデザインを決めていくにしても、必ずロジックが必要です。例えば、デザインで「赤」にするか「青」にするか、という議論があったとすれば、「ターゲット、サイトのコンセプト、ブランドイメージ」など、複数の観点からこのサイトでは「赤が良い」という結論を導き出す必要があります。間違っても、「皆さん、好きな色を選んで多数決で決めましょう」なんて進め方をしてはいけません。 こうしてプロセスを踏んで決まったことは、ちゃぶ台を返されそうになっても「いや、違うんです社長。かくがくしかじか、こんな理由からこのデザインになったのです」と、説得をできるようになります。そうすることで、努力が水の泡になることもなく、プロジェクトを順調に進めることができるんですね。  いかがでしたか? Webサイトリニューアルを一度でも経験したことがある人なら「あるある!」と、共感いただける内容だったのではないでしょうか。今後は、本日の失敗原因をどのようにクリアしていくべきか、をご紹介していきたいと思います。