デジタル時代を勝ち抜くDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略の立て方・考え方

ビジネスの世界では、新型コロナの影響で、自ら望む、望まないにかかわらず、DX(Digital Transformation:デジタルトランスフォーメーション)を模索する企業が増えてきています。しかしDXを導入するためにどのような戦略を立てて、どのように導入すればよいのか分からない企業も多いのではないでしょうか。

この記事では、DX戦略とはそもそも何なのか、どのようにDX戦略を立てれば良いのかを解説していきます。

 

1. 企業がDXを導入する目的とは

企業がDXの導入を検討するとき、一番の目的は「デジタルを活用して企業の競争力をあげること」です。

DXの目的はよく誤解されます。単純にデジタルツールを導入すればいい、AIを活用すればいいと考える経営者や担当者がよくいると思いますが、DXは「デジタル化」がゴールではありません。

DXとは、デジタルを通して企業のビジネスモデルを根本から変え競争力を勝ち得ること、ひいては人々の生活によい結果をもたらすことを指すのです。

 

2. DX戦略とはそもそも何か?

経済産業省が主導して設置した「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」が2018年に行った調査によると、企業がデジタル変革を実現するために抱える課題として、「デジタルに対するビジョンと戦略の不足」を挙げている企業の割合が、日本企業では69%と世界平均と比較して8%も高い結果となりました。

なぜ日本企業はデジタル戦略が不足してしまうのでしょうか。その理由を考えてみましょう。

「戦略」とは何か

企業には必ず経営理念があります。経営理念は、企業の向かう方針ともなるべき考え方ですが、ここからさらに深堀をして戦術にまで落とし込む必要があります。

経営理念を実現するためにビジョンがあり、ビジョンを成し遂げるために戦略があり、戦略を実現するために戦術があるという構造になります。つまり「経営理念→ビジョン→戦略→戦術」の順番で突き詰めていきます。

しかし、日本では「戦術」ばかりに重きがおかれ、「何をやるか」を考える企業やビジネスマンがほとんどです。

DX戦略においても同じ傾向が見られます。「新しいシステムを開発しよう」「デジタル媒体を導入しよう」と戦術ばかりが先走り、「戦略」は重視されていないケースをよく見かけます。

経営理念から戦術に至る構造への理解不足こそが、日本企業のDX戦略欠如にもつながっていると想像できます。

DX戦略で考えるべきこと

DX戦略は、同じ戦略の中でも経営戦略と事業戦略の下にあると考えられます。経営戦略に向かうための事業戦略を立て、そして事業戦略に向かうためにDX戦略を立てるイメージです。

これらの戦略が1本の矢を通したように整然とまっすぐ並んでいることが理想ですが、バラバラと方向性がずれてしまうと、DX戦略は失敗してしまう可能性が高いでしょう。

 

3. DX戦略の立て方

それではDX戦略は、具体的にどのように立てていけばよいのでしょうか。4つのステップに分けて見ていきましょう。

ステップ①.経営理念、ビジョンを明確化する

先ほど確認した通り、戦略とは「ビジョンをどう成し遂げるか」を決めることです。まずは自社の経営理念とビジョンを明確にします。

ステップ②.DXによりどうやってビジネス価値を創造するか考える

経営理念とビジョンを明確にしたら、戦略に落とし込んでいきます。現在の経営戦略を根本から見直し、どうすれば経営理念やビジョンを達成できるのかを考えましょう。そのうえで事業戦略を練り、そしてDX戦略を考えていきます。

難しく聞こえますが、たとえばビジョンが「ひとりひとりのお客様と真剣に向き合う」ことであれば、CRMシステムの導入やSNS運用を開始する、また「常に新しい価値を提供する」ことであればオウンドメディアなどで商品を活用した新しいライフスタイルを提案する、などで問題ありません。

もし自分たちでの戦略立案が困難であるようなら、プロのパートナーに依頼する選択肢もあります。

ステップ③.自社のユニーク性を見つける

次に市場における自社の強みは何か、独自性は何なのかを見つけます。その強みや独自性とデジタルとを掛け合わせ、どうすればより独創的なビジネススタイルを確立できるのかを考えていきましょう。

ステップ④.プロのパートナーと実行する

現在、日本では政府がDXを推進していることもあり、今後デジタルを通した競争がどんどん激化していくことが考えられます。その競争を勝ち抜いていくためには、自社内にWebやITに精通している人を配置する必要があります。

しかし、実際にはDX戦略に長けた人材を社内で見つけることは難いため、その場合はプロのパートナーを迎え入れ、数年かけて変革していくと良いでしょう。

まずはプロと一緒に戦略を立案・遂行していきますが、数年後を見据えて社員の教育研修も同時に行ってくれる会社がおすすめです。

 

4.ECマーケティングのDXプラン紹介

現在ECマーケティング株式会社では、企業のみなさまのDX戦略をサポートするために、短期・長期あわせて6プランからなるクラウド型DX支援サービスを提供しています。ECサイトなどのWebサイトをベースに、Webマーケティングの強化をパートナーとしてサポートします。

まずメインとなる「WebマーケティングDX支援サービス」では、

  • Webマーケティング基礎研修プラン
  • Webサイト集客プラン
  • ECサイトメールマーケティングプラン
  • Webサイト改善プラン

の4プランを提供しています。それぞれのプランは6カ月契約を基本とした、企業様のニーズに合わせたサービスとなっています。

また3カ月契約の「トライアルプラン」には、

  • 短期ユーザビリティ改善プラン
  • 短期WebマーケティングDX研修プラン

の2つのプランがあり、DX戦略に初めて取り組む企業様がスムーズにデジタルシフトしていける内容になっています。

どのプランを選んで頂いても、DXサポートはもちろん、研修を通してDXに強い人材の育成を行っていく内容となっていることが特徴です。これからDXを進めていくパートナーが必要な場合には、ぜひご検討ください。

WebマーケティングDX支援サービスについて

WebマーケティングDX支援サービスについて

 

5.まとめ

新型コロナ禍で人と人との接触が減り、これからデジタルシフトが加速化していくと予測されます。その中で企業として生き残って行くには、思い切ったDX戦略が欠かせません。

ECMではDX戦略のプロとして、さまざまなプランを提供しています。今回ご紹介した「WebマーケティングDX支援サービス」に興味のある方は、お気軽にご連絡してください。

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この記事をかいた人

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Webコンサルタント 広告代理店にてメディア運営・SEOディレクション・Web広告運用を経験。 現在はコンテンツSEOとWeb担当者向けメディア『Webly』の編集を担当。

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