メルマガの書き出しの始め方と注意点

メルマガの開封率を上げるために、件名を意識する方は非常に多いですが、書き出しも件名と同じくらい重要だということを忘れてはいけません。

しかし、開封率アップに効果的なメールの書き出しとはどういうものなのか、わからない方も多いのではないでしょうか。

今回は、開封率に大きく影響するメルマガの書き出しの作成方法とポイント、ステップメールとの違いについてご説明します。

1.メルマガの書き出しは大切

パソコンやスマホのメールアプリでは、件名の下に本文が2行ほど表示されることが多く、その大半がメール本文の書き出しを表示しているため、開封率を高めるために非常に重要な要素になっています。

ユーザーは件名で目を止めた後、書き出しを見てメールが必要かどうかを判断し、メールを開く前に必要・不要のジャッジをしています。

メルマガの開封率を高めるためには、パッと見で目を引く魅力的な書き出しを作ることが重要なのです。

 

2.メルマガの書き出しの始め方

それでは、メルマガの書き出しで開封率を高めるために必要な4つの要素をご紹介していきます。

オリジナルの文章にする

メルマガの書き出しは、メールの内容に合わせて毎回オリジナルの文章を作成しましょう。

決まったあいさつなど定型文から始まるメルマガもありますが、常に同じ書き出しだと、読者がファンでない限り興味を持ってもらえない可能性が高いです。

定型文からメルマガの書き出しを始めるのは、開封率の観点から考えると非常にもったいないので、可能な限り、メールの内容に合わせたオリジナルの文章で始めることをおすすめします。

一人の読者に向かって書く

メルマガは、基本的に登録している全てのユーザーに同じ内容のメールが届きます。

しかし、すべてのユーザーに興味を持ってもらおうと書き出しを考えると、焦点が定まらず曖昧な書き出しになり、ユーザーに響く確率が下がってしまいます。

特定の一人に対して呼びかける感覚で書いた方が、結果的に多数の興味を引くケースはとても多いです。

メールの内容に関係あるものにする

メルマガの書き出しは、季節のあいさつなどではなく、メールの内容に沿ったものにするのがポイントです。

ネットで多くの情報に触れるユーザーは、自分に必要な情報だけを取捨選択することを無意識に行っています。メルマガも書き出しで必要な情報であることを、ユーザーに端的に伝える必要があるのです。

奇抜な件名や書き出しで興味を持たせることもできますが、一般的に開封率を高めるためには、本文中で記載している最も魅力的な情報を活用して書き出しを作成する手法が効果的だと考えられます。

不要な情報は極力控える

メルマガの書き出しを商品の広告などで始めると、ユーザーに良い印象を与えない可能性が非常に高くなります。

可能な限り、ユーザーに必要ない情報を控えた書き出しを作りましょう。

 

3.書き出しのポイント

メルマガの書き出しは、ユーザーの興味や関心を引く文章から始めるのが理想的です。メールで最も伝えたいことや結論から記載すると、ユーザーに響きやすく開封してもらえる可能性が上がります。

もし、書き出しがうまく書けない場合は、メール本文の要点や内容を、わかりやすくまとめることから始めることがおすすめです。

書き出しに、本文の伏線をはる内容を記載するなど、ユーザーが本文を読みたいと思わせる内容を盛り込むなど、工夫していきましょう。

メルマガの全体的な構成については『完読されるメルマガは構成が大切!構成の作成方法とコツ』で解説しています。最後まで読まれるメルマガを作成するためには、是非合わせてご覧ください。

 

4.ステップメールは別

ナーチャリングを狙ったステップメールでは、書き出しを定型文にするケースもあります。

ステップメールは、一定の間隔で定期的にメール配信して、ユーザーとの関係性を構築することが目的です。そのため、企業名やライターを覚えてもらうために、あえて毎回共通の書き出しにするのも戦略のひとつです。

必ずしも毎回共通の出だしにする必要はありませんが、特に登録時のステップメールでは、冒頭の文章をインパクトのある定型文で始めて、その後メールにも継続して記載するとユーザーにメルマガを印象づけることができます。

 

5.まとめ

開封率を考えたとき、メルマガの書き出しは件名と同じく重要な要素です。

開封率を上げる書き出しを考えるコツは、オリジナルの文章にする、一人に向かって書く、メール本文の内容と合わせる、不要な情報を省くなどがあります。

ステップメールでは定型文が良い場合もありますが、基本的にはユーザーの興味を引く書き出しを考えてメルマガを構成・作成することをおすすめします。

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Webコンサルタント 広告代理店にてメディア運営・SEOディレクション・Web広告運用を経験。 現在はコンテンツSEOとWeb担当者向けメディア『Webly』の編集を担当。

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