メルマガの件名で開封率を高めるー効果的なタイトルのつけ方ー

メルマガの開封率がなかなか上がらない場合、その原因はメルマガの件名にあるのかもしれません。

そこで、開封率を高めるメルマガの件名作成の基本と注意点をご紹介します。

 

1.メルマガの件名は開封率の要

メルマガの開封率を高めるために、件名(タイトル)は最も重要な要素となります。件名はユーザーがメールを開く、開かないの判断をする大切な要素であるため、きちんと考えて作成する必要があります。

難しく感じるかもしれませんが、基本的なルールにのっとって作成すれば、魅力的なタイトルをつけることは難しくありません。次の章で詳しく見ていきましょう。

 

2.件名作成の3ルール

まずは、開封率を高めるために重要な3つのルールをご紹介していきます。

①.冒頭の15文字で伝える

メルマガの件名は、最初の15文字を意識することが大切です。

デバイスやテキストサイズ、ユーザーによって若干の違いはありますが、多くの場合、ユーザーは、冒頭の14文字前後でそのメルマガを開くかどうかの判断をしています。そのため、最初の15文字で主な内容を伝えるように工夫しましょう。

特に、最初の言葉が重要です。件名の初めに、限定・期間・キャンペーンなど引きのある言葉を入れて、ユーザーに対して情報の魅力をアピールすることが重要です。

もし魅力的な情報が複数ある場合は、ユーザーがどの情報(言葉)に一番メリットを感じるかを考え、その情報を先頭に持ってきます。

②.シンプルでイメージしやすい言葉を使う

メルマガの件名は、凝った表現ではなく、シンプルでイメージしやすい言葉を使いましょう。

例えば、「今だけ特別な」「期間限定」「本日限り」「本日○時締切」という4つの書き出しがあった場合、徐々に目を引く言葉に変わっていることがわかるかと思います。これは、ユーザーがパッと見て想像できるように具体的な言葉を用いたからです。

基本的に、具体的な言葉を使うと開封率が良くなるため、シンプルかつ具体的に説明した言葉を初めに入れましょう。

③.特別感を意識する

メールを受け取ったユーザーが特別感を覚える表現を件名に盛り込みましょう。

ユーザーによって魅力的に感じる表現には違いがあります。「もれなく」や「○○の方」、「限定○名様」など、伝えたい訴求内容やターゲットに合わせて表現を変えることが大切です。

 

3.メルマガの件名でやってはいけないこと

メルマガの件名を作るための基本ルールをご紹介しましたが、逆に「やってはいけないこと」があります。

3つの基本を守らない

前章でお伝えした3つの基本を守らずに件名を作ると、うまくいかないケースがほとんどです。A/Bテストができる場合やPDCAを高頻度で回せる場合は例外ですが、そうでない場合は基本ルールを守りましょう。

以下は、3つの基本が守られていない例です。

  • 最初の15文字で重要な情報を伝えない
  • 凝った表現を使う
  • 訴求したい情報をそのまま伝える

これらは、メルマガの開封率を下げる恐れがあるため、件名は基本に忠実に作成することが大切です。

情報と乖離している

3つの基本を守って開封率の高いタイトルを付けていても、タイトルと本文の内容に齟齬があればユーザーは次第に開封するのを止めてしまいます。

ユーザー離れの原因にもなるため、件名は必ず本文や実際の情報に即したものにしましょう。

ナンバリングしない

「Vo.1」や「第1回」といったナンバリングはおすすめしません。

確かに番号を付けると管理面では便利ですが、ユーザーが読んでも内容が推測しづらいため、「開封率を上げる」という点においてはマイナスに働いてしまいます。

どうしてもナンバリングをする場合は、件名の最後か本文中に入れるようにしましょう。

ただし、ステップメールではユーザーに段階的にメールを配信するため、ナンバリングが有効なこともあります。メールの特徴を踏まえてナンバリングが適切かを判断しましょう。

 

開封率を上げるためには配信時間も重要です。配信時間に関しては、「メルマガ配信時間の目安と最適な配信時間の調べ方」をご覧ください。

メルマガ配信時間の目安と最適な配信時間の調べ方

 

まとめ

メルマガの件名は、開封率を決める大切な要素です。

件名を考えるときは、最初の15文字を意識する、具体的な表現を使う、特別感を出す、という3つの基本ルールをおさえて作成しましょう。

一方で、3つの基本を守らない場合や、タイトルと内容に乖離がある場合、ナンバリングされている場合は開封率が下がることもあります。

基本と注意点を踏まえて、開封率アップを目指してください。

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Webコンサルタント 広告代理店にてメディア運営・SEOディレクション・Web広告運用を経験。 現在はコンテンツSEOとWeb担当者向けメディア『Webly』の編集を担当。

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