【WEB担向け】検索順位を上げるSEO施策8選

SEO(検索エンジン最適化)の主な目的はGoogleなどの検索エンジンでサイトが上位に表示されること。検索順位が上がればおのずと検索経由で流入するユーザ数が増えてきます。

この記事では、WEB担当者向けに検索で順位を出すためのおすすめ施策をご紹介します。

1.Googleが検索順位を決定する仕組み

Googleはクローラーと呼ばれるロボットを使ってありとあらゆるサイトを検知します。クローラーが検知したページの内容を取得することを「クローリング」と呼びます。

また、クローリングしたサイトのデータがリポジトリ(データベース)に保存・分類されることを「インデックス」と呼びます。

Googleの検索結果ページの左上にある件数表示を気にしたことはあるでしょうか?

この数値が「インデックス数」です。例えば「Google 検索順位」で検索したときのインデックス数は約1380万件ですね。つまり、1380万ものページが「Google 検索順位」に関連していると認識されていることになります。

インデックスしたサイトをGoogle独自の検索アルゴリズムに照らしあわせ、ユーザの検索したキーワードとの関連性が高い順で順位を決定します。

そのため、どのような基準でGoogleがサイトを評価しているか知ることは非常に大切です。しかしアップデートによるアルゴリズムの大きな変更(1年に4回程度)で定期的に順位の変動が起こるため、現在の評価基準に左右され過ぎない対策が必要であるとも言えます。

実際に弊社が携わっているコンテンツSEO記事や当サイトの記事も、アップデートがあるたびに順位が伸びたり落ちたりしています。ただし多数のページ・キーワードで一気に起こることはほとんどないので、一部で短期的な順位変動があったとしてもサイト全体のアクセス数や売上に大きな影響はないでしょう。

基礎的なアルゴリズムの傾向を押さえておけば、高順位をキープすることはある程度可能です。

アルゴリズムの傾向①E-E-A-T

Googleは各ページのコンテンツを評価するため、公式に4つの指標を基準にしていると明言しています。その4つの評価基準が「E-E-A-T」です。以下の指標を守るようコンテンツを制作すれば検索上位に上がりやすくなるでしょう。

  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

E-E-A-Tに関する詳しい情報や検索結果のクリック率を上げるための施策などは「【基本情報まとめ】検索流入を増やすための施策を解説」で紹介しています。気になる方はそちらもご参照ください。

アルゴリズムの傾向②QDD

「QDD」はSEOの専門家であるランド・フィッシュキンの「検索結果に多様性を持たせる意図のアルゴリズムがあるのではないか」という考察から導き出された名称です。

こちらはGoogle公式が発表している概念ではありませんが、同じようなサイトがなるべく上位表示されないような仕組みになっていることは確かです。上位サイトの傾向を見て検索ニーズに合った要素を取り入れることも重要ですが、独自性の高い情報を含むよう意識すると非常に効果的です。

2.検索順位を上げるSEO施策(基本編)

前述したように、検索エンジンに評価されるようなサイト・コンテンツを制作するのが基本です。特に始めたてのサイトやアクセス数が伸びていないサイトはドメインパワーを上げるよう意識して運用しましょう。

【ひとこと解説:ドメインパワーとは】

文字通りドメインの力をあらわす単語。Googleは基本的にドメインで同一サイトか判断するので、同一ドメインのサイト内に信頼性の高いコンテンツが増えるとドメインそのものの力も上がってきます。

ドメインパワーの強いサイトはGoogleから信頼性が高いと判断されるので、新しく上げた記事やコンテンツの検索順位も上がりやすくなります。

ドメインパワーを高めるには以下のような施策を実施してみるとよいでしょう。

内部対策

サイトの内部構造を整えて、サイト全体の評価されやすさを底上げするのが内部対策です。

・パンくずリストの設置

SSL化

表示速度高速化

などが挙げられます。内部対策について詳しくはSEOの内部対策とは?基本的な対策ポイントを解説をご覧ください。

外部対策

サイト全体の評価を高めるには良質な被リンクを集めるのも有効な手立てです。ただし、関連性の低いサイトに引用する形で被リンクを増やすのは現在禁止となっているため、内部対策と比較すると施策の幅は狭まります。

そもそも現在は外部対策なしでも検索上位を狙えるようになってきているので、Googleの評価比重は昔と比べてかなり下がっています。意図的に被リンクを獲得するよりも、中身を評価され有力なドメインからリンクされるよう戦略を練るのが最も効果的な施策です。リンクをつけさせるのではなく、つけてもらえるようなコンテンツを作ることに徹した方がよいでしょう。

コンテンツSEO

コンテンツSEOは検索ニーズに合った記事コンテンツを制作し、検索で上位を狙うマーケティング手法です。検索順位を上げるというとコンテンツSEOのレベルを高めることを想像する方も多いのではないでしょうか?

既に検索上位に上がっているページがあるドメインは検索順位が上がりやすいので、自社サイトの検索順位を底上げしたい場合はまずコンテンツSEOを始めてみるのもよいでしょう。

弊社のSEOコンサルティングでは、内部対策とコンテンツSEOを同時進行で行ってより効果を高める戦略を展開することも多いです。

3.検索順位を上げるSEO施策(新規記事編)

SEO施策としてまずおすすめするのは内部対策とコンテンツSEOですが、内部対策はエンジニア・制作領域との連携も必要になってくる部分ですので、ここでは深く触れません。(内部対策に関する基礎的な内容はこの記事で紹介しています)

コンテンツSEOの施策は新しく記事を作る場合と既にある記事をリライトする場合があります。既に作ったコンテンツがある場合は手直しした方がコスト削減になる場合もあるので、一旦確認してみましょう。

ユーザのニーズを調査する

SEOにおいて常に重要視されるのはユーザの検索意図に合致した情報を提供しているかどうかです。

例えば「チョコレート 新作」で調べる人は新作チョコレートの情報を欲しているでしょう。そのため新作のチョコレートが欲しいのはどんな性別・年齢層か、具体的にどんな種類のどのようなチョコレートの情報を提供すれば満足するか考える必要があります。

商品を売る側からすれば自社の新作チョコレートのことだけ書きたいかもしれませんが、必要とあらば他社の情報や自社のチョコレートに関係ない情報を提供すべき場面も往々にしてあります。

ミドルワード・テールワードから攻める

検索ボリュームが大きいワードはその分ライバルも多くなります。

チョコレートの例で言えば「抹茶 チョコレート 新作」など、本来のワードからさらに限定したミドルワード、テールワードで上位を目指すのが初期の戦略としては有効です。ミドル・テールワードで何度も上位を獲得すれば自然とビッグワードでの順位も上がってきます。

キーワードを記事中に入れる

狙いたいKWは必ずタイトルに入れましょう。見出し、文中にも可能な限り入れるのが理想ですが、不自然な入れ方にならないよう注意してください。

内部リンクを設定する

記事内に他記事へのリンクを設定することで、クローラーがサイト内部の関係性を認識しやすくなります。

ただし、むやみに関係ない記事のリンクを貼ったりするとかえってペナルティの対象になる可能性もあります。サイトを訪れるユーザが不快に思わない程度に関連性の高いページ同士を結ぶ程度に留めましょう。

4.検索順位を上げるSEO施策(既存記事編)

既存記事をリライトすることで検索順位を上げるのも一つの手です。リライトすれば多くの場合新しく記事を書くより手間も減るので、有効活用していきましょう。

リライトすべき記事を精査する

単に順位が上がっていない記事をリライトすればいいわけではなく、「少しの手間で順位が変わりそう」な記事を優先的にリライトします。

内容が足りない、全く的外れなことを書いている、など記事の中身を大幅に変えなければならない場合は同じキーワードで再度書き直した方が良いこともあるので、ケースバイケースで対応しましょう。

特に優先的にリライトすべきなのは以下の条件を持った記事です。

  • ペナルティを受けている
  • 情報が古い

ペナルティを受けている

先述の通り、Googleのアルゴリズムはかなり頻繁にアップデートされます。

例えばかなり前に制作した記事で外部から被リンクを買ったことがあるようなら、URLを変更すればペナルティが解除されて順位が上がるかもしれません。

特に医療・健康系のサイトは2017年以降評価基準が厳しくなっています。誤った情報を掲載していないかチェックし、不適切な内容であれば応急処置として非公開にしましょう。(評価の低いページが複数あるとサイト全体の信頼度にも影響します)

情報が古い

利用しているデータや提供情報が古いサイトは順位が低くなりやすいです。

先ほどの医療系サイトの話にも通ずることですが、YMYLジャンルに関わる情報の新鮮さには特に注意を払いましょう。

ひとこと解説:YMYLジャンル

YMYLとは「Your Money or Your Life」の略。つまり健康や医療、お金など生活にまつわるジャンルのこと。

誤った情報を信用してしまった場合のリスクが特に大きいことから2017年から厳しい評価にかけられるようになりました。

弊社で制作しているコンテンツでは記事に掲載している法律情報をまとめてリスト管理し、法改正に対応できるようにしています。

Googleアップデートの情報を収集する

Googleの検索アルゴリズムは常に変化しているため、それまでずっと1位だった記事が急に100位以上落ちてしまうケースも珍しくありません。実際弊社が携わっている事例でも、ずっと検索上位を維持していたキーワードで順位が急落したり、逆に急に浮上したりすることもあります。

アップデート情報を収集して最新のトレンドを確認するよう心がけましょう。

5.まとめ

検索順位を上げるには、Googleから高く評価されるようなサイト作りを進めていくことが大切です。

コンテンツSEOのコンサルティングを提供している立場としては、「このキーワードで調べる人は何を知りたいのだろう」「どうすればもっと読みたいと思ってもらえるだろう」という視点を持つことが成果を出す近道だと考えています。もしSEO施策の立て方やリソース不足に悩んでいるようでしたら、ぜひ弊社にお問い合わせください。

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