【2024年最新】データフィード会社おすすめ4選を徹底比較

ダイナミック広告の運用に欠かせないデータフィードですが、自社で作成・管理するのはハードルが高く、初めて導入する企業であればツールや管理システムの導入は不可欠です。

フィードを提供しているサービスはいくつか存在します。各社で強みや特徴が異なるため、自社のリソースや担当者のスキルに合ったものを選べるよう基礎的な情報を押さえておきましょう。

本記事ではデータフィード管理システムを比較し、フィードの仕組みについて簡単にお伝えしつつ、各社の違いを分かりやすく解説します。

1.【比較表】データフィードを提供している企業

社名ECマーケティングフィードフォースニフティライフスタイルユニヴァ・ジャイロン
サービス名ECMフィードdfplus.ioDF PLUSDFOマネージャーDFOプレミアムGyro-n DFM
ツール/アウトソーシングアウトソーシング型ツール型アウトソーシング型ツール型アウトソーシング型ツール型
初期費用5万円0円10万円~0円13万円~非公開
最低月額4万円/1媒体3万円/2媒体5万円/1媒体3万円/3媒体7万円/1媒体非公開
上限アイテム数10万点10万点不明3万点不明5万点
特徴技術的な対応範囲が広く、修正対応が迅速
アウトソーシング型としては低コスト
直感的かつ多機能、使いやすいUIの管理画面
連携できるECシステムが多い
フィード先駆者としての豊富な実績とノウハウを生かした広告運用ツール導入までのサポートが豊富多言語サイトにも対応可能
独自仕様のカスタムフィード生成
クローリングのオプション代がかからない

2.データフィード・データフィード管理システムとは?

データフィードはWeb広告、特にダイナミック(動的)広告には欠かせない仕組みです。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、改めて基本情報を解説します。

データフィードとは

商品データなど広告の配信に必要なデータをプラットフォーム・媒体の形式に合わせて送信する仕組みを指します。

各広告媒体に対応するデータを用意するには、本来広告運用への理解と柔軟性が必要です。いきなり何も知らない担当者がいきなり始められるものではなく業務上の負担も大きくなりがちですが、データフィード管理システムを活用することでフィード作成・メンテナンスの負担を大きく軽減できます。

担当者の手間を減らすことで主要な業務に注力できるようになり、マーケティング全体の生産性アップにもつながるでしょう。

代表的なデータフィード広告

それぞれフィードの仕様や運用戦略が異なることも多いため、媒体ごとに特化した知識も必要になります。

データフィード管理システムとは

商品情報の収集やデータ加工などの処理を自動化し、一括で管理するためのシステムをデータフィード管理システムと呼びます。自社でフィード管理を行うための「ツール型」と外注で管理してもらう「アウトソーシング型」があります。

ツール型

ツール型は担当者自身がフィードの作成・運用を行うための管理画面を提供するサービスです。価格は比較的安めですが、一定の運用スキルが必要です。

一定のフィード管理の知識があり、広告代理店を使わず社内で広告運用自体も行っている企業向け。担当自身が運用していればフィードの設定変更も直接行えるのは便利です。

アウトソーシング型

アウトソーシング型はデータフィードの作成・運用を委託し、初期設定やチューニング、運用開始後の変更設定まで全て任せるサービスです。

社内にフィード作成スキルを持った担当者がいない、もしくは膨大な商品点数の情報管理や高度な処理が必要で運用に割くリソースが不足している企業向けです。フィード作成の作業を丸ごと任せられる分価格は比較的高くなりますが、導入のハードルは低く一定の予算があればどんな企業でも導入できるのがメリットです 。

提供企業の得意分野によるところもありますが、ケーススタディが豊富な会社であれば動的広告の管理・運用に関して困った時にアドバイスを貰える点も心強いでしょう。

3.データフィード管理システムを選ぶときのポイント

データフィード管理システム/ツールを提供するサービスはいくつかありますが、ホームページに載っている情報だけではなかなか判断がつきづらいものです。

ツール型/アウトソーシング型

まずはツール型とアウトソーシング型どちらを選ぶかが重要です。

ツール型はフィード生成に関する専門的な知識がないマーケティング担当でも操作できるよう直感的なUIで作られています。コストを抑えて自社で完結させたい企業にはツール型がおすすめです。

広告運用が初めての企業は、広告出稿までの工程をおおよそすべて任せられるアウトソーシング型の利用を推奨します。また、商品数が多いなどの理由でフィードの管理が難しい場合もアウトソーシング型を選ぶとよいでしょう。

対応している媒体

Google、Yahoo、Criteo、Meta(Facebook、Instagram)など主要な媒体はどの企業もカバーしていますが、希望する媒体によっては取り扱っていないこともあります。

自社が取り入れたい広告を過去に取り扱った事例があるか、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

事業形態に適したサポートがあるか

特にツール型を利用する場合は、ツールが事業形態に適しているかが広告の効果に大きく表れます。

例えばEC事業者は利用しているECシステムとの連携に対応しているか否かを確認しておくべきです。ECシステムと連携できていない状態からフィードを生成するのは難易度が高いため、思うように管理できない可能性があります。

また、求人や不動産など特殊な検索エンジンに対応したフィードを作成する場合も、各業界の仕様に特化した機能があるか確認しておくことが大切です。

アウトソーシング型の場合は事業形態に合ったフィードの作成を丸ごと任せられるので、基本的には気にしなくてよいでしょう。ただしフィードの質に影響してくる部分は少なからずあるため、自社の業種・業界に対する知見があるかどうかはチェックしておいた方が良いかもしれません。

クローリングに対応しているか

クローリングとは、ロボットがサイト上の情報を分析して自動で商品データを生成する仕組みのことです。効率的にフィードを生成するには欠かせない機能ですが、中には手動で商品データを入力する仕様のみでクローリングを導入していない企業もあります。

特にアイテム数が多く、商品データの入力を手動で行うのが困難な場合はクローリングがあるかどうかでコストや時間が大幅に変わってきます。

コスト面での条件

意外とありがちなのが、月額の安さにつられて問い合わせてみたものの、いざ契約してみると後からオプションやトラブル、あとから変更を加えたい時に追加料金がかかってしまうケースです。

先述したクローリングもオプションとして別料金がかかる企業も多いので、あらかじめ条件を確認しておきましょう。

その他、オプション料金がかかりがちという意味で特に注意すべきなのはアイテム数上限と修正時の対応です。

アイテム数上限

例えばECサイトなら同じ商品でも色やデザインごとに異なるアイテムとみなし、不動産なら取り扱う物件がそれぞれ別アイテムとしてカウントされます。そのため、商材や規模によっては数万点のアイテムを取り扱う企業も少なくありません。

データフィードを活用して運用するダイナミック(動的)広告は多様な種類の商品を登録することでユーザに合った広告を表示できるのがメリットですが、取り扱い点数が数万点規模になる場合は追加でオプション費用がかかることが多い傾向にあります。

商品点数が多い場合は点数の上限が多い企業を選ぶとコストを抑えられるでしょう。

修正時の対応

主にアウトソーシング型を選ぶ場合は修正時の対応を調べておく必要があります。

広告運用を続けていると、いずれサイトの改修や媒体側の仕様変更などにより、フィードに大幅な変更を加えることになります。その場合は追加でオプション料金がかかってしまうケースもあるので、あらかじめ修正対応をどのように行うかチェックしておくとよいでしょう。

ツール型の場合は基本的に自社でフィードの修正を行うためオプション料金がかかったりすることはありません。しかし、担当者のスキルによってはツールを用いても適切に修正を反映させるのが難しい場合があります。自社のリソースで対応しうるか、サービス側でサポートがあるかは事前に確認しておくことをおすすめします。

4.データフィードを提供しているおすすめ企業5選

ツール型とアウトソーシング型どちらも提供している会社もあるので、サービスごとに分類してそれぞれ特徴やメリットをまとめました。

ECマーケティング

ECMフィード(アウトソーシング型)

クローリングの追加費用がかからない、アイテムの点数上限が10万点(超える場合は複数のクローラーを同時に走らせることで対応)と多く、コストを抑えた広告運用が可能なアウトソース型。リソース・予算を抑えつつ、広告で効果を出したい企業におすすめです。

豊富な知見を有したエンジニアがさまざまな仕様のサイトに対応したフィードを作成するため、複雑な事情を抱えたサイトも追加費用ゼロでフレキシブルに対応しています。

フィード修正の反映が即日~数日と迅速なのも大きな特徴。運用開始後の変更・調整など、細かいメンテナンスに対しても柔軟かつスピーディーに対応可能です。別途専門のマーケターによる広告運用も行っているので、広告運用自体のリソースがない企業にもおすすめ。

フィードフォース

dfplus.io(ツール型)

2008年から展開しているフィード作成ツールの先駆け的なサービス。

「管理画面のUIが直感的かつ多機能で使いやすい」と高い評価を受けているツール型の管理システムで、ツール利用の経験がない事業者に人気です。

連携できるECシステムが多いので、フィード管理を内製化できるリソースがあるEC事業者や広告代理店におすすめです。ただしクローリングには対応していないので、その点には注意してください。

DF PLUS(アウトソーシング型)

フィード管理ツール先駆者としての豊富な実績とノウハウを生かしたサポートが強みです。各媒体とのつながりを生かして、担当者向けに定期的にフィード管理に関するセミナーなども開催しています。

ただ、フィードフォースのメイン事業はツール型サービス(dfplus.io)の提供なので、こちらはあくまで一定の知見がある担当者向けにツール利用を支援するサービスと捉えたほうがよいでしょう。こちらもクローリングには対応していないので、あらかじめ商品データを作成する必要があります。

ニフティライフスタイル株式会社(旧:コマースリンク)

DFOマネージャー(ツール型)

DFOマネージャーはツール型のサービスですが、初期設定代行オプションなどもあって「一部だけ代行してもらいたい」などの需要に柔軟に対応できます。

最低金額は1媒体あたり1万円でクローリングはオプションで対応しているなどプランのカスタマイズが幅広いのですが、ややオプションでの追加料金が高い傾向にあります。

DFOプレミアム(アウトソーシング型)

データフィード作成から最適化、運用・管理までを全て任せられます。多言語サイトにも対応しており、独自仕様のカスタムデータフィードの構築ができるカスタマイズ性の高さが強みです。

クローリングの追加料金もかからないのも大きなメリット。

ユニヴァ・ジャイロン

Gyro-n DFM

ツール型だがデフォルトでクローリングに対応しており、商品データの管理を自動で行ってくれるのが大きな特徴で、各媒体に合わせた自動タグ生成が可能で複雑なタグのカスタマイズにも対応しています。

また、求人/不動産/ホテルなど特殊な検索エンジンに特化したフィード生成ツールを提供しています。ツール型のサービスを利用したいけれど複雑な仕様に対応できるか不安という企業におすすめです。

5.まとめ

データフィード管理システムは大きくツール型・アウトソーシング型の2種類に分類されます。

月額料金だけで比較するのではなく、クローリングの有無やアイテム数上限などサービスの内容も含めて検討することをおすすめします。自社のリソース、担当者のスキルに合わせて適切なサービスを選ぶとよいでしょう。

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