SEOと直帰率に因果関係はない!直帰率を正しく理解しよう


一般的に直帰率とは、外部からWebサイトのページに流入し、アクセスした最初のページだけを見てサイトを離れる割合を指します。一方、直帰率とよく混同される離脱率は、1セッション(訪問)でそのページを最後に離脱した割合を意味します。

いずれもSEOとの因果関係はないにもかかわらず、なぜか検索順位に影響すると主張される場合もあります。

このような解釈が生まれてしまう原因はどこにあるのでしょうか?

そこで今回は直帰率とSEOの関係を確認するとともに、直帰率を改善する方法を紹介します。

1.SEOと直帰率の関係性

SEOに取り組む人のなかでも、直帰率が検索順位に影響すると誤解している人は多くいます。しかしGoogleのWebspam元責任者のMatt Cutts氏は、「直帰率は検索順位に影響しない」と否定しています。

Googleが直帰率を評価対象としない理由はいくつか考えられます。

例えば、直帰率は滞在時間を考慮していないためユーザーエンゲージメントを正確に測れないという点です。Googleアナリティクスでは離脱する直前にいたページの滞在時間が計測されないため、直帰した場合は滞在時間が0秒となります。計測できない以上、評価対象として取り上げない方が公平だと考えられます。

また、Googleアナリティクスを利用していないWebサイトがあるという点もあります。直帰率はGoogleアナリティクスを利用しているWebサイトからしかデータが取れないため、これを評価項目に加えるのは公平とはいえません。

このように、直帰率はSEOに影響しない理由があるにもかかわらず、なぜ今でも勘違いが起こるのでしょうか?
 

2.なぜ直帰率がSEOに関係すると勘違いされるのか?

SEO要因での弱さがユーザー体験を阻害して直帰率の高さに表れることがあり、これがSEOと直接関係あると誤解させる一因として挙げられます。

例えば、以下はGoogleの評価項目に含まれますが、同時に直帰率の上昇にも関係します。

  • 読み込み速度が遅い
  • 低品質なWebデザイン
  • 検索KWとコンテンツ内容が一致していない
  • モバイルフレンドリーではない
    • また、このようなコンテンツは同時にSEOとしてもマイナス要素であるため、検索順位を下げる要因になります。

      このように直帰率とSEOに相関性はあると考えられますが、因果関係があるとはいえないでしょう。
       

       

      3.直帰率を改善する8つの方法

      SEOと直接の関係はない直帰率ですが、直帰率を改善することで結果的に検索結果の上位表示につながることはあります。ここからは、直帰率を改善する方法を8つ紹介します。

      ①.記事コンテンツに画像や動画を埋め込む

      記事の理解を深める画像や動画をコンテンツに掲載しましょう。テキストだけのコンテンツは変化に乏しく、ユーザーが読み疲れてしまう可能性があります。

      特にページに動画を入れるのはおすすめです。動画のないページと比較して直帰率が下がり、滞在時間が長くなるといわれています。

      ②.ページの読み込み速度を改善する

      ページの読み込み速度を改善することも直帰率の改善に効果的といえます。Googleが2017年に行った調査によると、ページの表示速度が1秒から3秒になっただけで32%も直帰率が増加したそうです。さらに5秒になると直帰率は90%にまで増加したと報告しています。

      この調査からもわかるように、読み込み速度が遅いと直帰率は高くなってしまいます。画像を圧縮する、不要なプラグインを削除するといった対策で、少しでも読み込み速度を速めましょう。

      ③.ファーストビューに目立たせたい情報を表示する

      ページのファーストビューに興味を引く内容が記載されていなければ、ユーザーはスクロールせずに離脱すると考えられます。

      下までスクロールして目を通してもらえるよう、ファーストビューには重要な情報やユーザーの関心を惹く内容を表示します。

      ④.改行や箇条書きを活用する

      改行や箇条書きを活用して読みやすい文章を心がけましょう。どれだけ内容が有益であっても、文字が連なっていると読みにくく、ユーザーは離脱してしまいます。

      テキストには適宜改行を入れて読みやすくするとともに、重要なポイントは箇条書きにすると一目で把握しやすくなります。

      ⑤.ユーザーの検索意図を満たすページを作成する

      ページの内容は、ユーザーの検索意図をしっかりと反映したものが最適です。ユーザーの検索意図と異なる内容だと直帰率が高くなる可能性があります。

      例えば「猫用ソファ」と検索してランディングしたページに人間用のソファしか紹介されていないと、ユーザーは猫用ソファを探すために離脱してしまうことが想像できます。

      検索キーワードから、ユーザーがどんな情報を求めているものを読み解き、コンテンツに反映させるのがコツです。

      ⑥.内部リンクを設置する

      内部リンクを設置すると、ユーザーをサイト内の関連ページへ誘導できるため、回遊率が上がり直帰率が下がります。

      例えばECサイトの場合、商品ページに関連するおすすめ商品のページや使い方を紹介したコラムを設置すると有効です。

      ⑦.アンカーリンクで目次を設置する

      ユーザーが情報を探して迷わないように、アンカーリンクで目次を設置しておきます。

      ほとんどのユーザーは必要な情報がすぐ見つからなければ、そのまま直帰してしまいます。ほしい情報をすぐに与えられるようにすれば直帰率も改善できるはずです。

      ⑧.モバイルフレンドリーにする

      運用しているWebサイトがスマートフォンに対応していない場合は、モバイルフレンドリーに対応してスマホユーザーの直帰率を下げましょう。

      PC用のサイトしかない場合、スマホユーザーが見にくいと感じて離脱してしまう恐れがあります。また、2021年3月末以降に延期されていますが、直近で全WebサイトのMFIへの強制移行が予定されているため、今後の検索順位にも大きく影響が出る可能性があります。

      まだ対応していない場合は、モバイルフレンドリーへの移行を急ぎましょう。
       

      4.まとめ

      Googleは直帰率を検索順位の評価項目とはしていません。しかしユーザーの利便性と満足度を上げるような直帰率の改善は、間接的にSEOにも良い影響を与えます。

      直帰率の改善には以下の8つの方法があります。

      • コンテンツに画像や動画を使う
      • ページの読み込み速度を改善
      • 興味を引くファーストビュー
      • 改行や箇条書きを活用する
      • 検索意図を満たすコンテンツ作成
      • 内部リンクの設置
      • アンカーリンクで目次を設置
      • モバイルフレンドリー対応

      検索結果の上位表示にもつなげられるように、直帰率を改善する工夫を行いましょう。

         


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